小学校
先生コラム
4年生 社会科 「水と人々のくらし」
4年生 社会科の授業の様子
生きていくため、生活していくために欠かせない「水」。この水の学習を通して社会のシステムや科学的な認識、人の労働や営みを学んでいきます。子どもたちに一方的に知識を詰め込むのではなくて、討論を通して授業が進められていきました。予想をたてて考えてみたり、具体的な事実を資料などから読み取っていったりして、みんなで話し合いながら認識を深めていきます。この「水」の単元での主な学習課題(討論のテーマ)は以下の通りです。
①私たちは水を何につかっているのでしょうか?
②私たちの家の水はどこからくるのでしょうか?
③使い終わった水はどこへいくのでしょうか?
④水を手に入れるための工夫と浄水場の仕組みをしらべよう。
⑤水再生センターの仕組みとそこで働く人々をしらべよう。
⑥自分の家の水道はどの川を使い、その川はどこからどこへ流れているのでしょうか?
⑦玉川上水の場所と羽村堰の位置と東京都の地形の関係をしらべよう
⑧まいまいず井戸、羽村堰、玉川上水の見学(校外学習:社会科見学)
⑨玉川上水はどのように作られ、江戸の町の人が使うまでの工夫をしらべよう
⑩日本のダムのある場所をしらべよう。ダムの働きとはなんでしょうか。
⑪水力発電と他の発電のしくみのちがいはなんでしょうか?
⑫日本の電力の未来を考えよう。
⑬ダムの上流の川がいつも流れているのはなぜでしょうか。
⑭水源林の働きとそれを維持していくための労働について
⑮水と人々のくらしのまとめよう。
今回の授業では「働く人々」がテーマでした。社会科担当の江口先生がみんなに問いかけました。
「水を送るためにどんな人がどのように働いているでしょうか?」
子どもたちはさっそく隣の席の友達と相談したり、資料集を使って調べたりして、働いている人を探していきました。
・水道局で働いている人
・水道管の工事をする人
・ダムを作る人
・水道管を設置する人
・水をきれいにするために働いている人
・夜中に漏水の調査をする人
・使った水道の量を調べる人(検針員)
・ダムや川の水質検査をする人
・古くなった水道管の点検や修理、交換をする人がいる。
などなどたくさん発表されました。
子どもたちは資料を隅々まで読んで、働いている人探しをしていきました。
普段、当たり前のように利用している水は、たくさんの人の仕事によって、私たちの家にまで運ばれているんですね。
(入学広報部 冨田)